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大企業の広報の悩みが変わって来た?

2016.02.08【 オルタナティブ・ブログ 】

ここのところ大企業の広報の方複数人とお話をして思ったのですが、たまたま、お会いした皆さんの悩みが共通していました。

これまで大企業の広報の悩みの多くは、

「ネガティブな記事を書かれたくない(炎上を避けたい)」ということでした。

どちらかというと、いわゆる「守り」の広報がメインの関心事だったように思います。

もちろんこれも重要な事ではあるのですが、

今の一番の関心事、悩みは

複数の異なる(広義の)PR会社をどうマネージし、連携して結果を出すか

とのこと。

社員の方のスキルも「いかに記者とコミュニケーションがとれるか」「プレスリリースが旨く書けるか」ではなく、予算管理と外部の会社のマネジメント能力が必要となります。

大企業ともなると、広報といっても、ブロガーリレーション、メディアリレーション、全体のストラテジーと複数社のPR会社が絡んでいる事が多いのです。そうなるとそれぞれのメッセージの統一感や、足並みの揃え方など、気配りする場所も多く、複雑化していきます。

現実には、メディアリレーションとブロガーリレーションが分断されていたりと問題も起きているようです。

多くの中小企業の悩みである

「取材してもらえない。記者が振り向いてくれない」

とは大きく異なっていますよね。

所変われば悩みも変わる、時代変われば悩みも変わる、ということを改めて感じました。

オルタナティブ・ブログ 2016/01/21より、掲載時のまま転載しています。